多賀神社凸凹神堂秘宝館

宇和島の多賀神社には凸凹神堂という秘宝館がある。

場所がよくわからなかったので、市内で住んでいる方にきいたら、親切に教えてくれた。地元では有名な神社らしい。

神社の入り口から、通路に不気味な石像が林立していたり、「お前と私は石臼夫婦 重ねて廻して子をつくる」と書かれた岩があったり、珍石が立っていたりして、いい雰囲気である。
「凸凹寺とは陽と陰に関する東洋一の研究道場です」
「凸凹寺は人生の悟を開く最高の性資料館です」。
人生の悟りと性の知識がどう関係するのか、私にはさっぱりわかりません(笑)

800円払って入館した。「館内撮影禁止 撮影料2万円」と書かれていておっかないので、隠し撮りも無し(笑笑)。

ここに入って驚いたのが、莫大な数の資料。性民俗系の秘宝館で、電気で動くロボット等は一体も無いが、「性信仰資料」「聖天資料」「七福神資料」「性仏資料」「花柳界資料」「遊郭資料」等、細かく分類されて展示されていた。その一つ一つの項目の資料の数も多く、細かい説明書きがついている。全部読んでいたら、半日かけても終わらない。「1、2、3階まで見学に丸一日を要する資料が展示してあり・・・」の看板に嘘は無い。以上が1階、日本の資料の展示で、2階は主に外国の資料。ポンペイ、ネパール、チベット、台湾、ポルトガル、フランス、インド、メキシコ、コロンビア・・・全世界を回って集めたようだ。この他、2階には、サドマゾ用具、医療器具、獣姦図も展示されていた。なになに、中世では妻たちの間で、貞操帯の合い鍵を売買するのが流行ったって・・・そんなの初耳だ。この秘宝館、知識の量だけじゃなくて、内容も深いわ(笑)。3階は、昭和37年12月4日生まれのふたなりの女性の陰部写真(ボカシ入れなくてもいいのか??)、膨大な数のエッチな浮世絵(天井にも多数!)、一角にまとめられた石でできた「五百性像」・・・はぁ、これなら、2万円払って、たくさん写真撮って、自分のコレクションに加えたいと思う人がいるかもしれませんですね・・・。

とにかく、民俗学系の秘宝館としては、おそらく、日本一の規模ではないかと思う。

この秘宝館の由来は以下のように書かれていた。
「凸凹神堂の基礎は先代久保盛丸神主(昭和31年没)の11種類19巻もの浩瀚なる宗教哲学研究著書によって固まり、5万点に及ぶ性文化財資料の99%は現代凸凹丸(あいまる)宮司が世界中から蒐集したものである」
現神主の久保凸凹丸氏(昭和2年生まれ)は、愛媛県指定無形文化財(昭和36年)だそうだ。性文化財資料の収集で、無形文化財になったのかな?と思ったが、そんな筈はなく、この方、伊予神楽保持認定者として指定されたらしい。なんだか、すごい人だな。

ちなみに、この建物が秘宝館として開館したのは、約20年前らしいが、戦後すぐの時代から、凸凹丸氏、座敷で自分のコレクションを開陳していたそうである。
ここはお土産も充実していた。
手彫り竹の根製 陽根守 800円
金銀和合守ストラップ 600円
財布に入れるエッチなお守り 一体400円
ちんちん土鈴 700円
凸凹神堂資料写真集 1、2巻各400円、3巻500円、3冊セットで1200円

私は「世界でここしかないおみくじ」である「男女陰陽番付みくじ」(300円)を買った。
あけてみたら、包み紙には、
よろこびおみくじ 
「末吉」「いくら快くても果てもなく快美の境地を求めなさい。神の教えに背向くと心身共に衰弱し、運勢は下降します」「邪淫に走ると家庭を滅ぼします」「水子怨念を考えて交わりなさい」
と書かれていた。
で、包まれていたのは、素焼きの男根。「前頭二」というやつで、
「ふとまら 取り組み 乳母が前、もくぞう蟹の、ごとくなり。」だって。
この陰陽和合おみくじは、前頭一八から横綱まで、22種あるらしい。
ということで、私の運勢、あまりよくなかったな(←何がだ!(笑))

●多賀神社凸凹神堂秘宝館
愛媛県宇和島町藤江1340、0895-22-3444
8時〜17時、無休、800円