福来博士記念館

福来博士は、明治時代に透視と念写の実験をしたために、東京大学を追われた科学者である。ホラー映画「リング」の「貞子」も福来博士の話が元ネタらしい。

その福来博士の記念館が高山市にあるときき、見に行って来た。

記念館は城山照蓮寺に併設されているときいたので、まず、200円払って照蓮寺を見物した。由緒ある古刹らしいが、私にはよくわからなかった。

寺の敷地に記念館が見当たらず、案内標識も少ないので、寺の人にきいたら、坂の下の茶店の脇にある、とのこと。

記念館(小さな平屋)に行ってみたら、ここ、ほとんどフリーパスじゃん!ただ入りしちゃえばよかったよ(←悪い子だ)。

友人の話では、茶店で食事したら、タダで入れてくれたらしい。

館内は、パネル展示がメインで、博士の一生とその研究成果が丁寧に説明されていた。

福来博士の一生。

【福来友吉】
1869年(明治2年)高山市生まれ
1908年(明治41年)38歳で東京帝国大学文科助教授
1910年(明治43年)41歳 念写を発見
1913年(大正2年)帝国大学を辞めさせられた
1926年(大正15年)高野山大学教授
1928年(昭和3年)財団法人大日本心霊研究所所長
         ロンドンにおける国際心霊大会に出席し念写研究の大要を発表
1946年(昭和21年)東北心霊大学研究室顧問
1952年(昭和27年)逝去

この人、帝国大学をクビになった後も、けっこう頑張っている・・・。

ちなみに、高野山に行ったのは、「自分の念写能力を養い、その真実であることを証明するため」(!)だったそう。

超能力者一覧。

1.御船千鶴子

1886年(明治19年)生まれ。
1908年(明治41年)初めて
透視能力を発揮。
ジュラルミン、鉛等の材質にかかわらず、透視能力を発揮。

2.長尾郁子

1870年(明治4年)生まれ。
1910年(明治43年)「心」という文字を念写。/彼女の透視した乾板に「哉天兆」の文字が現れたことが
念写現象の発見のきっかけになった。
1911年(明治44年)1月8日 手落ち(乾板が入っていなかった)で念写実験中止。
新聞に「手品」と書き立てられ、これが博士が職を失うきっかけになった。
1911年(明治44年)2月26日 体調すぐれず、高熱を発し、
41歳で死亡

→可哀想な人です・・・。

3.高橋貞子

1913年(大正2年)「天」と「金」を念写したら、「金」の字が逆さになっていた→潜在意識の関与の発見。

→例の映画、この人の名前をパクって「貞子」なんだろうね。

4.三田光一(1885〜1943年)

?年 浅草観音堂の裏にかけてある山岡鉄舟の文字の額面「南無観世音」を神戸(?)で透視、念写。
1917年(大正6年)名古屋県会議事堂で、桂公の肖像を念写したら、「至誠」の文字が写った。また、2日前に念じたものが写った。→念力は時空を越える、と結論。
1931年(昭和6年)
月の裏側を念写。
1932年(昭和7年)15年前と同じものを念写。→潜在意識が記憶したものが写った。

5.ホープ氏

心霊写真を撮ることで有名だった人物。これが念写の一種であることを実証。

(上の表、手書きで写したものなので、間違いがあったら、ごめんなさい)

「月の裏側の念写写真」、後で、実際に撮影されたものと比較、検討して、「これは間違いなく、月の裏側の画像です」ということが証明されたらしい。

それなのに、どうして、現代の科学界では、この成果、黙殺され続けるんだろう?

【個人的な意見】この手の超常現象って、大半はインチキや、見誤りだと思うのが、一部、「これは、何かあるのでは?」という印象を受けるものがある。現代科学がなんでもかんでも無視するのはおかしいと思うのだが。

こう書いたら、この記事をご覧になったSさんから以下のような指摘があった。

「福来博士記念館(岐阜)」の記事の月の裏側の写真については、念写と実写の両者を比較すれば、一致しているというのはかなり無理がある様に思います。
月の裏側には海と呼ばれる暗い部分はほとんどありませんし、背景の宇宙にある星の位置や明るさも実物とは全くあっていません。

某工学博士が数値的解析により31個のクレーターの位置が一致したという説を発表したということなんですが…念写のどこにクレーターが写っているのか、当人以外には識別できないというのが不思議です。
もっとも月にはクレーターが無数にありますから、ここだと言えば実物のどれかが該当することはありうるわけですが、それにしては31個しか一致しなかったというのは情けない様な気もします。

…というか、この念写写真の専門家による検証は既に何度も行われていて、その全てで否定的な結果が出ています。ただ、こういうものの常として、容認派の人は否定されたという事実を無視し、肯定的な結果だけを発表する事が多いんです。撮影以来70年以上経つのに、肯定的な結果がその某工学博士のものしかい、という事が全てを物語っている様に思うんですが、いかがでしょう?

科学で説明できない事は数多くありますが、「今の科学ではまだ説明できないが、その現象は確かに存在する」例:静電気等と、「その現象が確かに存在するかどうか、まだ検証できていない」例:念写、テレパシー等との区別は大切だと思いますよ。

実写と念写の画像を比べてみたら、一見した印象、似ていない・・・

で、この記念館の展示、「月の裏側の画像であることが証明された」という記述の展示はあるのだが、実際の月の裏の画像と念写画像が並べて公開されていなかったのだ。並べると似ていないことがバレてしまうから??

不利な情報も公開しておかないと、まだ、何か隠しているのでは?という気持ちになってしまう。

こんなことをしていては、インチキと言われて、相手にされなくなっても仕方ないと思った(哀)。

→インチキと指摘されている内容について、知りたい方はここをクリック!

何はともあれ、

彼の遺志をうけついだ人たちの作った財団法人 飛騨福来心理学研究所(0577-72-2486)は健在で、

昭和31年にこの、福来博士記念館が開設された。

●福来博士記念館
0577-32-2052(城山照蓮寺)、200円、8〜18時(4〜10月)、8時半〜17時(11〜3月)、不定休

↓念写の月の裏側の画像はここに掲載されています。
飛騨福来心理学研究所のHP