甲賀の里・忍術村(2)

井戸を覗きこんで、騒いでいる人がいる。なんだろう?と思ったら、はしごがかけてあって、下から子供が見上げていた。

地下通路でも忍者体験できるらしい。

太ってデイパックしょった私向けの企画じゃないな(つっかえちゃう)。

「甲賀忍術博物館」。

古い民家を移設した「甲賀忍術博物館」の中には忍者の装束、鎖帷子、手裏剣、七つ道具、暗号、兵糧、薬が展示されていた。

薬剤師である私の興味は兵糧と薬の項。

飢渇丸 3粒服すれば心力労することもなし 人じん40匁、そば粉80匁、小麦粉80匁、もち米80匁、○草(はこべ類)4匁 よくい仁(はとむぎ)40匁 以上7味(??)を粉末とし、酒2升につけて放置する 2〜3年後、酒が乾ききったら、十屋飯の太さに丸く固めて携行する」

兵糧丸 麦粉30匁 もち米30匁 人じん10匁を粉末として上酒を加えてとろ火で煮固め、小丸粒にして乾かす(一回に20粒用うれば十分である)」。

説明は作りたくなるほど丁寧だが、原材料の「小麦粉」「よくい仁」等が、瓶の中で風化してしまっているのが悲しい(笑)

一番面白そうだった「阿呆薬 大麻の葉を干して粉にしてうす茶三服程度にしてのめば、気が抜けて阿呆になると言う。葉は7月に取ったものがよい」は、さすがにサンプル無し・・・。なんてったって、大麻だもんね。

忍者文字の展示も面白かった。

「男」が「たぢから」、「女」は「くの一」、「山伏」は「山人犬」、「巡禮」は「川頁示豊」、「出家」は「山を重ねる家」。このへんはよく見ればわかることだが、忍者のいろはは、へんとつくりを組み合わせた文字で知らなければ読めない。

そして、1500文字の解読不能の忍者巻物(江戸中期〜後期)も展示されていた。解読のための手がかりが全く無いらしい。ヒンズー文明の文字級の謎だな。

博物館の隣には「藤林家」が移築、展示されていた。忍者の住んでいた屋敷である。

所用約10分のガイドツアーに参加した。

忍術博物館の方は、がらがらだったのに、こちらは行列のできる人気ぶり。

「いろりの下の抜け道」。こんなふうに仕掛けが可動する。

他、「落とし穴」「敵を圧殺するつり天井」「隠し梯子」「どんでん返し」・・・一部のギミックの立てつけが悪くて作動しなかったのはご愛敬。

でも、楽しかった。一番喜んでいたのは、子供だったけど。(デイパックしょったおばちゃんには、屋根裏の移動はきつかった。)

300円の手裏剣投げコースに参加しようとしたら、この一角、閑呼鳥。忍者の自販機(左写真)は壊れているし、棚に的は並んでいるけれど、施設がほこりだらけで、誰もいない。

今日はやってないのかな?と思って、通りがかった係のお姉さんとおじさんにきいたら、おじさん「今日は手裏剣投げは休みです。昨日はやっていたんだけど」

でも、お姉さんが「賞品は出ませんが、投げるだけならできますよ」ということなので、ゴム製の手裏剣投げにチャレンジ。

最初の一個を無造作に放ったら、とんでもない所に飛んでいってしまった。

おじさん「横方向に回転させて投げないと当たらないよ」というので、そのとおりにやったら、的に二個命中。どうせ賞品出ないだろう・・・と思ってアテにしてなかったんだけど、ミニホカロンを一つ、もらってしまった・・。

●甲賀の里 忍術村
滋賀県甲賀郡隠岐394、県道126号に表示あり、0748-88-5000、


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