女木島(2)

入洞料500円を払って洞窟に入り、説明書きを読んだ。
この鬼が島の謎の洞窟は人の手によって作られた洞窟と言われています。古代中国の要塞に似ています。昭和6年に公開されました。瀬戸内ファンタジーをごゆっくりお楽しみ下さい。
だって。

さらに説明を読むと、「桃太郎は第七代孝霊天皇の第八皇子稚武彦命で、住民を困らせていた「鬼」を退治した」とか「桃太郎の童話を書いたのは菅原道真である」とか書かれている。

犬=備前岡山犬島の住民
猿=讃岐陶村猿王の住民
キジ=讃岐鬼無雉ケ谷の住民
鬼=海賊
だとか。たしかに、犬、猿、雉の文字は入っているけど、本当かな??
犬山の桃太郎神社にも同じような説明があったぞ。

ちなみに、船のターミナルに併設の博物館「鬼の館」に展示されていた資料によると、香川県鬼無村・上笠井小学校教諭の橋本仙太郎氏が、大正3年頃調べ上げたのが、この島と桃太郎伝説のかかわりの始まりだという。この方、島の恩人ですね。

洞内、鬼の像だらけで、面白かった。こちらは入り口にあったのと違ってコミカルな感じ。

「誰か助けに来て〜」という声がするので、覗いてみたら、鬼の監禁室で、捕らえられたお姫さまの人形が悲鳴をあげていた。ちょっと不気味〜。昭和6年の発見当時、大きな石の扉が残されていたそうなので、誰かが監禁されていた、というの、本当かも。

しかし、予算の関係か、この洞窟内、人形よりもイラストが多かった。ちょっと残念。

像の質、量とも、犬山の桃太郎神社に負けてます。

人が近づくと赤外線センサーにより作動するという、大黒柱のライティングアートは壊れていた。修理の予算が無いのか?

「悪いことを考えている人が手を入れると抜けなくなる」という「真実の岩」はゲーセンの占い機のパクリ。

口に手を入れると、「ゴ〜」と音がする。

これもB級チックでよい。

洞窟を出て、山頂の展望園地に上がったら、「ホントに何もないよ、ココ」の落書きが。

たしかに、鬼の洞窟以外、何もなさそうに見えたのだが・・・。

実は、最後まで侮れない女木島。

港の脇にモアイ像があった。チリ津波で壊れたイースター島のモアイの再建時(95年)、つり上げテスト用に使ったそうだ。

隣には、紫雲丸慰霊碑とお地蔵さん。

紫雲丸は、昭和30年、この近くの海域で宇高連絡船と衝突、沈没した船である。修学旅行生を含む168名が死亡するという大惨事になった。合掌。

●鬼ケ島大洞窟
高松から女木島行きの始発は8時、大洞窟行きのバスはこれに接続。船は約1時間おき。

→「女木島(1)」に戻る