能勢の高燈籠

能勢の高燈籠は、Bスポマニアの間では、有名な珍寺である。

R477を走っていったら、ありました、巨大な灯篭?の形をしたすんごい建物が。国道に、案内看板はなかったが、あれだけ目立てば、自力でたどり着くのは簡単。暑くて死にそうだったので、駐車場にバイクを停め、すぐに入館することにした。
建物の正面に書かれた「正浄遺伝子組替祈願」の文字がソソります・・・(笑)

入館したら、そこは、6階のフロアが螺旋状の通路で繋がった不思議な空間で、電池で動く汽車ポッポがレールの上をゆっくり登ったり下ったりしていた。

汽車には、編成の長いの、短いの、いろいろあった。位牌、造花、灯明、お遍路さんの人形、聖徳太子の人形、天使の楽団(左写真)、白雪姫、フルーツバスケット等、これまた種々雑多なものが載せてあった。
一番笑えたのが、飛行機6機を載せた汽車。JAL、ANA、JAS、大韓航空だって。どうして飛行機なんだ〜? 下で汽車の発車係をしていた係の女性にきいたら、これ、高燈籠の職員の方が自作するそうだ。ということは、飛行機も職員の方のユニークなセンスなんですね。楽しいな♪楽しいな♪

ウォークマンからお経を流しながら走っている汽車もあった。

汽車のシャーシャーという走行音と、お経のムニャムニャ音がなんともいえない雰囲気を醸し出してした。

これって一種の癒し系?

どうして汽車が、館内を螺旋状に走り回っているのかというと、1階から6階に、33体の神様がまつられているからである。人間が33箇所回るには、スロープを登ったり降りたりしなければならず、けっこう疲れる。。。汽車ポッポの自動巡礼システムを使えば、

先祖御供養・祈願御施灯 1灯 壱千円(1階より6階へ、1往復します)
三界万霊御供養 1灯 壱万円(開塔時間内、施灯しつづけます。)

ということで、
1000円で一往復、10000円で一日中(数十往復?)、自動的に巡礼してくれるというわけ。

で、スロープに沿って、札がたくさん並んでいる。たとえば、「157回 荒川×子」ということは、汽車を157往復させたということ。ちなみに、満願は1000回で、現在50人以上いるらしい。

1000回って・・・この人たち、いったいいくら払ったんだ??(汗)

で、神様の入っているお社に「第15番 インドネシア」「第18番 ミャンマー」「第13番 日本」「地球浄土実現 賛助合祀尊霊」等、書かれている。

これって「人類皆兄弟」ってこと?(謎)

この高燈籠で特筆すべきは、スロープに沿って、700体もの焼き物の博多人形が並べられていることである。

力士人形、武者人形、舞妓人形、稚児人形、兵隊人形、達磨人形・・・人形だけでも博物館ができてしまいそうな状態だ。

どうして博多人形なの?と思ったら、パンフレットに理由が書いてあった。

「土(沙)の霊塔「高燈籠」の強大な引力の呼び寄せに応じた土(素焼)の「博多人形」」約700身
「土より出て、土に帰る「人の身」の生命、肉体の「生命、肉体の「延命、長寿」の追加補充をするのが、「仏に言い付けられている我々土人形(土)の役目」じゃ、引き受けたり。と、只今、塔内にあって、勇気凛々、手ぐすね引かんばかりです。」

そんなに難しい理由つけなくても、見ているだけで楽しめるって(笑)。人形マニアの方には必見のスポットである。

で、6階まで上がってみたら、レールが曲がっていて、汽車ポッポはここでUターンするようになっていた。

その隣がにぎやかだな〜と思ったら、茶坊主1体と阿波踊り人形が多数、回転寿司の台のようなものの上をぐるぐる回っていた。BGMはもちろん阿波踊り。正面に「総国土 戦没者霊位」と書かれているから、戦争で亡くなられた方をなぐさめるためにこういうことをしているようだ。ああ、頭が痛い〜。

本来は、帰路は、建物の外につけられた、螺旋状の通路を下るらしいが、暑いので、館内のスロープを降りることにした。

なお、冒頭の「正浄遺伝子組替祈願」の意味、パンフに書いてあった。

正浄遺伝子組替祈願霊場の呼称(いわれ)

「遺伝子の組替で人間は本質的に変え得られる」
「仏をまつる塔を右廻りする簡易な行じ方によって人間を本質的に良く変えることができる」ということがあるお経の中で述べられていて、
この塔の中では、塔内中央の二仏の周りを右廻りして礼拝しているのだから、
遺伝子組替か、それ以上の効果があるものと考えられる。

論理が飛躍してます!

●能勢(のぜ)の高燈籠
大阪府豊能郡能勢町倉垣415、県道106号沿いだが、R477からも見える。0727-37-1503、
10時〜16時、木休、300円