三峯神社(1)

三峯神社に行くには、徒歩(大変)の他、3つのルートがある。元有料道路だった三峰観光道路、三峰ロープウェイ、大血川林道。大血川林道は2000年頃行ったら、未舗装部分が途中で崩落、復旧工事中で通り抜けることができなかった。全線開通を心待ちにしていたら、2004年11月の時点で全線舗装になってしまったそうだ。ダート走行が楽しめないのは残念だが、今回(05年4月24日)はこのルートで三峯神社に行くことにした。

大血川ドライブインのすぐ先の脇道を左折すると大血川林道。入ってすぐに「路面凍結のため太陽寺の先で通行止め」の看板があった。ん〜、ダメかな。でも、行ける所まで行ってみようということで、坂を登っていったら、落石だらけ。油断ならないな〜と言いながらさらに進んだら、太陽寺のすぐ先に車止めが。でも、手で簡単に動かせるやる気のない車止めだったので、もちろん突破。その先、おそるおそる走っていったら最初のトンネルを越えたところで路肩の斜面のところどころに雪渓が現れた。そこから流れる水が道路を横切っていた。朝晩来たらこれが多分凍結しているんだろう。そのまま進んでいったら、二つ目のトンネル。ここを過ぎると太陽の当たる斜面になり、暖かくなった。通り抜けできるか?と期待したが、三峰山頂駐車場の手前に南京錠のかかったゲートがあった。残念!通り抜けできませんでした。

ということで、ゲート前にバイクを乗り捨て、三峯神社見物。

まず、神社の経営する三峯山博物館に立ち寄ることにした。500円払って靴を脱いで入館。係のおばさん「荷物はここに置いていってもいいですよ〜」→雰囲気よし(^_^)

写真撮影の可不可を訊いたら、狼の毛皮展示以外OKらしい。そりゃ残念だ。私は今日、狼の展示を見たくて来たんだから。

まず、ニホンオオカミの展示。この展示は平成14年4〜6月の特別展として企画されたもの。なぜか、その後もずるずる展示され続けている状態。というか、特別展がそれ以後、開催されていないのではないか?(ノД`) 三峯神社では狼が日本武尊を導いた聖なる動物とされており、それにちなんだ展示である。

展示の目玉はニホンオオカミの毛皮(二点)。これには驚いた。ニホンオオカミの剥製は国内では和歌山県立博物館、東京大学、国立科学博物館以外は所蔵していないと思っていたので。

ここの毛皮の由来;
○1996年(平成8年)3月、秩父市内の内田茂氏宅で発見された毛皮。2001年(平成13年)三峯神社に奉納。2002年(平成14年)1月25日、世界で7例目のニホンオオカミの標本と今泉吉典氏により鑑定された。
こちらの狼が捕れたのは明治45年頃という言い伝えあり。学説では明治38年が最後の狼捕獲ということになっているので、もしかしたら、こちらが最後に捕獲された狼かもしれない。

○1922年(大正11年)、秩父市の関根家が病気治療の目的で畑2反歩と換金して入手。1999年(平成11年)頃まで関根家が所蔵、2002年(平成14年)5月、秩父市の飯塚氏より神社に寄贈された。2002年(平成14年)5月、前出の今泉博士によりニホンオオカミの毛皮標本と同定された。
毛皮の処理方法、毛質からして、二つの標本に直接関連は無いらしい。

この他、山形の旧家に伝わる狼の頭骨が展示されていた。

ストロボ等で毛皮が退色するのを防ぐため、撮影禁止になっていた。

残念なので、ニホンオオカミの毛皮のパネル写真を撮影。

ニホンオオカミと他種のオオカミの鑑別ポイントが図示されていた。

撮影OK区域には、狼を祀った神社リストや、狼の絵柄のお札などが常設展示されていた。

←宝登山の狼お札。

狼のお札は災害避けなどに使われ、本物の狼を借りるのと同様の行為として考えられていたようだ。

今度、狼を祀った神社全部回ってみようかな〜。

三峯神社は廃仏毀釈以前はお寺で、境内に歓喜天堂があった。そこに祀られていた二股大根の絵と、珍の形をした歓喜天像2点を展示。こんな(*´д`*)ハァハァな物件を没にしてしまった廃仏毀釈は罪だ。

神主さんが受付にいたので、「ごもっとも神事(珍子祭りの一種)関連の展示が無いですよ〜」と言ったら、「社務所にごもっとも守りがあるよ」と教えて下さった。

←コレがごもっとも守り

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「今日はすいている」とのことで、おばさんがお茶を出して下さった。おばさんの話では、平成14年の特別展開催時に、山に向かってスピーカーで狼の声を流したが、反応がなかった、とのこと。少なくとも、この界隈にはもう狼はいないのだろう。

●秩父宮記念 三峯山博物館
秩父郡大滝村大字三峰298、0494-55-0221
9〜16時、火休、冬季休館あり、500円

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